特別展「兵庫県立美術館開館20周年 関西の80年代」

兵庫県立美術館の開館20周年を記念し「関西の80年代」を開催します。
なぜ、いま80年代なのでしょうか?
当館の前身である兵庫県立近代美術館では、かつて「アート・ナウ」というシリーズ展を開催していました。その年、目覚ましい活躍をみせた作家を紹介し、関西アート・シーンのいまを伝えようとする名物展覧会でした。特に80年代にはまだ20代の作家が続々と参加し、競うように大作を発表する場となります。折しも関西では活きのいい若手が「関西ニューウェーブ」として注目を集めており、前例にとらわれない個性的な表現ゆえに、現代美術は「西高東低」とも言われました。
時代はバブル景気とポストモダン、何とも華やかで恵まれた状況にも思われますが、いまや国内外で活躍する作家たちも当時はまだ駆け出しです。70年代の禁欲的な傾向とは一転、心躍る色やイメージにあふれた作品群は、ニッポンの片隅で美術作家として何を作りどう生きていくのか、大いに悩みつつそれぞれのリアリティを掘り下げた成果であり、結果的に現代にまで引き継がれる数々の表現語彙を生み出しました。
現代アートの原点とも言える80年代、関西発の類を見ない作品群は、困難ないまをよりよく生きるヒントを与えてくれるに違いありません。

日程

2022年6月18(土)〜8月21(日)特別展「兵庫県立美術館開館20周年 関西の80年代」

時間

午前10時-午後6時
入場は閉館30分前まで

会場


兵庫県立美術館 企画展示室

入場料

一般:前売券1,300円/当日券1,500円 大学生:前売券900円/当日券1,100円
高校生以下無料 70歳以上750円

主催

兵庫県立美術館https://www.artm.pref.hyogo.jp/

公式サイト

詳細は公式サイトを御覧ください。

※イベント内容・スケジュールが変更される場合もあります。

Screenshot of www.artm.pref.hyogo.jp